就職活動には何が必要か?

時々、各地の書店で「就職マニュアル」とか「面接攻略本」みたいな類の本を見かけますが、 じつは、あんなものは何の役にも立ちません。 というのも、人間とは「頭」よりも「体」で覚える動物だからです。
たとえば学校を思い出してみて下さい。学生時代、普通にすわって受ける授業と、 生徒が直接参加して体験できる授業(体育など)がありますよね?  そのどちらが長く身についているか。そして、楽しいか。 おそらく、後者のほうでしょう。 就職活動も、じつはそれと同じ原理なのです。
(現在学生の方には失言かもしれないが・・・)いろんな方程式や歴史などを 無理矢理、頭に詰め込んでも、それをずっと覚えていられるのは物理的に不可能。 しかし、運動会や遠足、文化祭など、実際に自分で体を動かして体験したことは、 年月が経ってもしっかりと覚えている。
——要するに何が言いたいかというと、 大学などが学生にすすめているような、いわゆる「リクルート活動(会社訪問など)」は、 別にする必要はない、ということです。 就職ならば、パートやアルバイトでも勤まるし、さらには派遣登録の道もあります。 正社員は、なれればそれでいいに越したことはないですが、 この資本主義社会である日本のこと。 景気は絶えず変動しますので、たとえ正社員でもリストラ(解雇)されたりします。
よって、就職活動で必要なのは以下のとおり、と私は考えます。
ある程度強い精神力と、希望する職種への意欲
社会人としての常識・礼儀
他人と連携できること
自身の個性
1.は、その仕事に就き、これからやっていけるだけの心構えがあるかどうかということ。 人から注意されても我慢し、反省できるかどうかが大切な点です。 勤労意欲は、その仕事が本当に好きであればおのずと高まります。 (職場や人間関係によっては多少、削がれる時もあるが、これも社会経験なのだ・・・。)
2.は、要するに挨拶ができるかどうかということです。 職場に入ったら、「おはようございます」「お疲れ様でした」などのあいさつができれば、それで十分でしょう。 とにかく自分から先に一声をかけること。それが大事。 恥ずかしいのは最初だけで、一度声を出せば、相手もこちらに礼を返してくるものです。
3.は、ほとんどの仕事は共同作業で行われるため、連携が必要です。 たとえ個々人の性格の違いから好き嫌いはあっても、その人と一緒に作業をすることになったら、 必ず連携しないと仕事が成り立ちません。 会社の売り上げだけでなく、自分の給料や立場にも関わってくるので、これは仕事と割り切りましょう。
4.は、自分の性格や長所を職場でアピールすることですが、職種によってはこれが裏目に出ることもあります。 とはいえ、多くの企業では、仕事だけはできる、いわゆる「万能型」の人間は求めていないようです。 よって、早く職場で仲間を作るためにも、普段のまま、ありのままの自分を出していったほうがいいでしょう。 それに、そのほうが気が楽ですよ。